今年の3月中旬、私は友人の奥さんの故郷セブ島、そしてご実家のある Malabuyoc(マラブヨ)という小さな田舎のファームを訪ねました。セブシティから長距離バスで気ままに留まりながら約4時間半、途中そこに暮らす現地の人々の多さに圧倒されエネルギーを感じ、同時に山、海など素晴らしい自然の景観を堪能しました。そしてたどり着いたご実家=マラブヨリゾートにはこれまで見たことのない、感じたことのないもの、ことがたくさんありました。
先ずは熱帯雨林の山々に囲まれ、それを一望できる景色の素晴らしさに感動し、山の上なので全く蒸し暑くない気候に驚きしました。広々と広がる敷地内には、バナナ、パパイヤなど南国の果物があり、いま話題のスーパーフード、モリンガもたくさん植えられていました。ファミリーの男の子が背の高いヤシの木に登り採ってくれたココナツミルクを味わったのも生まれて初めてでした。
私は綺麗なゲストハウスに泊まらせていただきましたが、歩いて1分にはオーナーの家があり、そこではまだ原始的な生活が営まれています。マキで米(しかも原料はトウモロコシ)を焚き、たまのご馳走は豚の丸焼き、お風呂もシャワーもなく貯めた水で水浴びするだけ、庭には水牛が飼われていて、朝はもちろんニワトリが起こしてくれます。ファミリーメンバーにはたくさんの子供たちがいて、みんな一生懸命生きています。とてもシャイででもカラオケやダンスが大好きで歌も踊りもとても上手。
そう、そこにある自然も、そこにいる人たちも、そしてその生活も全てにおいてカルチャーショックでした。
そしていまはまたマラブヨに帰りたい?と毎日思っています。
N.Arai